ワキガを自覚できる人、自覚できない人

私の妻はワキガでした。

 

学生の頃から付き合っていますが、その頃は結構な刺激を伴う臭いがあり、クラスのみなが気づいてはいたものの、まさか「臭う」なんて言えるはずもなく、そのことには触れないようにしていました。

 

ただ、当の本人もそのことには気づいていて、頻繁にデオドラントシートで脇を拭いたり、Tシャツを日に何度も取り替えたりしていたことは知っています。

 

付き合い始めてから、彼女に「私ワキガだけど…」と告白され、「別にいいんじゃないの?」と返答したときに号泣された思い出もあります。

 

彼女がカミングアウトしてくれたおかげで僕もそのことを言いやすくなり、お互いに気を付けながらデオドラントについては協力をしてきました。

 

そういう流れもあり、今は、「この商品いいんじゃない?」なんて買い物に行った先で気軽に提案できたりもするので、妻も積極的に明るくワキガケアをしてもらえるようになりました。

 

今は、ケア用品の性能も良くなったおかげで、ほとんどワキガ臭は気になることもなくなりました。

 

妻とは別に、同じ職場にもワキガの同僚がいました。

 

その同僚は自分がワキガであることを自覚できておらず、同じ部署で働く同僚がたまりかねて「○○さん、実はワキガなんじゃないかな?

 

皮膚科に行けばいい薬もあるようだし、申し訳ないけれど一度受診してみた方がいいかもしれないよ。」と指摘したことがありました。

 

しかしその同僚は「みんなに言われた通り皮膚科を受診してきたけれど、医者からは『あなたはワキガではない』といわれた。

 

だから僕はワキガじゃない。」となかなか受け入れてもらうこともできず…。

 

白いTシャツのわきの下の部分が明らかに黄色くシミになっている様子からも、それが「普通とは違う」ということは誰もが感じているところでしたが、その同僚はどこまでもワキガを自覚して受け入れてくれることができなかったために、周囲を巻き込む刺激臭が改善されることもなく、自身の汗や臭いへのケアや気遣いもないままに、周りの動労たちとの関係を続けていきました。

 

僕は、妻とのワキガのエピソードがあるだけに、その同僚ももう少しワキガについて受け入れてくれて、ケア用品を積極的に導入すれば、もっともっと、毎日が楽しくなるんじゃないかと思ったことがありました。

 

どのようにして本人に受け入れてもらうかは、いろんな方法があるだろうし、指摘することでその人の人間性まで否定してしまうような形は絶対に避けなければなりませんが、ワキガについては、周りと気遣いなく言えるような関係になれば、もっともとお互いに苦しむことなく解決していけるのではないかと思います。